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匂いと味の記憶

汗をかいた身体から、気化熱で涼を得る道具である扇子。ノベルティでもらったものですが、扇子特有の香りが心地よい。
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 ところでこの香りを浴びると、不思議と必ず幼少の頃の1シーンを思い出すのです。
 当時の住まいは長屋つづきで、祖父母宅と隣り合わせ。もちろんクーラーなど無い。そこへ従兄弟のおばさんが暑い中、法事(祖父と叔父の祥月命日はいずれも夏であったかと。。)で来ると、こっちへおいで!と祖母の声。「暑い、暑い」と言いながら、おばさんがあおぐ扇子からは、この不思議な香の香りが漂ってきたものです。祖母は、おばさんへ三ツ矢サイダーを差し出す。「ボクも!」と言うと別のガラスコップに注いでくれる。この2つのアイテムが出てくるシーンは、夏のたびに何度か繰り返されました。
 僕の幼少の記憶がよみがえるシーンは、夏が大半。夏休み!という開放感と、得意な水泳が満喫できる日々、そしてこの暑さもなぜか影響していそうです。
by takeshiblog-_-p | 2006-07-28 22:55 | Goods
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